フードロス鬼ごっこ

もったいない鬼ごっこ

~食べものになって、旅をして、フードロスを学ぼう~

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もったいない鬼ごっことは?

世界では人が消費するために生産された食料の約3分の1、1年あたり約13億トンが廃棄されているといわれています。この「フードロス」がどのように発生しているのかをわかりやすく伝えるとともに、日常生活における「食べる」ことへの感謝の気持ちを啓発する食育プログラムです。

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プログラムの後半に、全体で振り返りと追加のレクチャーを行います。レクチャーをもとに、子どもたち同時でゲームの中で感じたこと、考えたことを話し合ってもらうことで、フードロスが生まれるシステムの一端を学んでもらいます。

・食べものは長いバリューチェーンをたどり、さまざまな人の手を経たうえで生活者に届く。
・その過程で約3分の1が廃棄される。
・フードロスの原因には私たち自身の意識がかかわっている。

「フードロス」という身近な問題を入り口に、社会・世界への影響、環境・資源の問題などについても深く考えてもらうことで、資源の持続可能性や世界の食とのつながりを考えるきっかけになります。

ワークショップの流れ

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フードロス問題について、口頭のレクチャーと体を動かすセッションを交互に繰り返しながら学んでいきます。参加者はニンジン、豆腐、鶏肉などの「食材」になり、「フードロス鬼」から逃げる鬼ごっこを行います。食材が生産され、加工され、流通に乗って、消費され、無事に食べられるとゴールです。

ただし、各現場で「どんなふうにフードロスが生まれるのか?」のレクチャーがあります。例えば、「形の悪いニンジンは捨てられてしまう可能性が高い」というレクチャーの後に、ニンジン役の参加者は片足けんけんで鬼から逃げるというハンデを負います。

最後に、全体で振り返りと追加のレクチャーを行います。レクチャーをもとに、子どもたち同時でゲームの中で感じたこと、考えたことを話し合ってもらいます。また、子どもたちに以下のような質問を問いかけることで、社会・世界への影響、環境・資源の問題などについて深く考えてもらえます。

実施を検討されている方へ

学校・非営利団体には教材を無料(教材送料は実費要)で貸出しています。資源の持続可能性や世界の食とのつながりを考えるきっかけとして、小中学校での授業や子ども向けの課外活動など、様々な機会にご活用いただいています。

実施概要

時間:45分 対象:小学生以上 定員:20人から40人まで *9名以上で実施可能ですが20名以上での実施を推奨します。 必要な備品:参加人数で駆けることのできるスペース(体育館など) 費用:学校・非営利団体は無料(教材送料は実費要)

過去の実施事例

小中学校での授業
総合的な学習、社会科の環境教育、食育など
例:小学校の授業で(東京都青梅市)
捨てられてしまう食材の気持ちを考え、フードロスを減らすために自分で、もしくは家族と一緒にできることを考えてもらうために実施。

課外活動

小中学生を対象とした研修、合宿など
例: NPO法人主催の合宿で(青森県弘前市)
鬼ごっこを楽しみながら食料問題についても学んでもらうために、バスケットボール教室の夏合宿で実施。
例:学習塾のプログラムとして(東京都小金井市)
世界の飢餓の問題を学習してもらうための導入として、主に小中学生の生徒を対象にした合宿で実施。

イベント

小中学生を対象とした地域の催し、親子向けイベントなど
例:地域と学校が連携して開催したイベントで(東京都新宿区)
子どもたちに向けて体験型の環境学習・環境活動の場を作るために開催されたイベントで実施。